2010年10月12日

奈良の旅2日目

 ホテル朝食、行ったのは7時半頃。そう広くないスペースに、人が結構溢れてました。席同士のスペースが狭くて、座れないほどではないですが、落ち着いて朝食という感じではなく。
 メニューについては、おにぎり3種、シリアル2種、パン数種の他、スープ2種(片方は要は味噌汁)、おかずはウインナー、スクランブルエッグ、ポテトなど、ミルク、オレンジジュース、あとウェルカムコーヒーのサーバ、というような内容。思ってたよりは、種類がありました。
 ひとつだけ「どうにかならない?」と思ったのは、小さめのトレー(右側にコップなど用の凹みの付いたパン軽食用)が基本で、食器類はスープ用のカップ…のみ。飲み物すら紙コップで、スクランブルエッグやポテト、サラダなど汚れるもの汁が出るものも、周囲を見渡すと皆、トレー直置きでした。
 せめて、皿を1種類だけでも用意して欲しいところ。そもそもトレーのサイズと種類が、朝食内容に合ってないってのもありますけど。パン+飲み物のみとかなら、このトレーでも良いのですが。

 正倉院を見に行くか迷ったのですが、結局行くことにしました。10時から公開なので、後の日程を圧迫するのがネックだったわけですけど、まあどうにかなるだろう、と。
 そうすると、最短で移動してもバス料金が1000円超えることになるので、奈良交通の「奈良・西の京・斑鳩 フリー乗車券(1000円)」を、JR奈良駅で購入しました。
 案内の人に、「法隆寺行きのバスは、1時間に1本しかないから」と散々脅されましたよ。

 東大寺前に到着。30分以上待ち時間があるので、しばらくうろうろ。
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 鹿、参道にもやたら鹿がうろうろしてました。鹿煎餅を買った瞬間に群がられて、恐慌を来した外国人のご婦人が居たり。周囲に持ってる人が居ない上、まだあまり満腹になってない鹿たち。
 大仏殿付近は、写生会の小学生が埋め尽くしてました。あと、遠足や修学旅行と思しき小学生〜高校生、お年を召した方々、そして外国人。さすが平日、人の量と層が、昨日とだいぶ違います。

 周囲を散策した後、正倉院へ。入口と奥には、スーツ上下姿の職員の方が控えてて、雰囲気が全然違う(笑) ぴしっとしてて、「どうぞ」的な動きでしたけど、宮内庁の人ですよね、ここは。
 思ったのは、周囲の寺社で客対応やもぎりしてる人の方が、ずっと態度悪いな〜と(苦笑)
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 超教科書通りの構図。そして、校倉造&鼠返し。
 柵前で姿勢低くして、床下を見ようとする不審な人物(笑) でも、ご夫婦にカメラのシャッター切るの頼まれましたよ。他に人が居なかっただけかもしれませんが。ちゃんと構図見て撮ったです。
 ちなみに、入口への誘導案内がほとんどなく、なんとなくで来ると分からない気も。うろうろしてて気付きましたが、山側の柵の外側からでも見えますね、木の陰から。

 一通り満足して、バス停まで移動。
 平城宮跡行きのバスを待つも、そちらは路線が少なくさっぱり来ない上に、ちゃんと座って休む場所もなく、これは待ってられないな〜と思いまして、一旦近鉄奈良駅までバス移動。
 こういう使い方できるのも、フリーパスの利点ですね。
 で、ベンチに座って待つも、来ないものはこないため、20分近く座って待つ羽目に。JR奈良駅経由で三条大路経由や、奈良市庁向こうの3丁目分手前で止まるのに乗って、残り歩こうかとも思いましたが、体力温存のためパス。じっくりと待って、薬師寺駐車場まで直通の1300系に乗車。
 …このまま平城宮跡をスルーしても良いカナ、と思ったりしましたけど。

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 到着。ははは、朱雀門が既に遠いです。
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 朱雀門、から向こうを望む。遠いなんてもんじゃないです。殺す気か…。
 健康な人間はトラム乗れないので、じりじり日差しの中を行軍します。
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 着いた…振り返るとこんな有様です。
 休憩所で水分補給するも、既に周辺の資料館などに行く気は、消滅済みでした。
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 太極殿、中は省略。高御座が復元され、壁画が再現されたり、原寸大の鴟尾が置かれていましたが、中の展示は多くないので、ほどほどに流しまして。再現された建物自体が展示、ですからね。
 高御座からの眺めは、工事のおかげで最悪でした。

 歩き疲れてたし、もう良いカナ…と平城宮跡を後に。1300系のバスに乗って、唐招提寺東口へ。
 次の法隆寺には、薬師寺駐車場からバスに乗るため、唐招提寺から南下していきます。

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 唐招提寺、金堂。これも超教科書通りの構図です。
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 見所としては金堂以外にも、写真の校倉造りの経蔵、隣の宝蔵も興味深いし、奥の方は木々が茂ってて良い雰囲気。鑑真和上御廟前の苔なんかは、個人的にかなり目を引きました。
 春日大社もそうですが、「木々や森+古い建物」の組み合わせが、私は超ヒットなのです。
 そんなわけで、平城宮跡の疲れが、唐招提寺で精神面だけ少し回復。

 暑くて汗がにじむ中、てくてくと南に歩いて薬師寺へ移動。
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 北から行くと裏側になります、與樂門。
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 まず北側の玄奘塔。後ろの大唐西域壁画殿には、平山郁夫の大壁画が据え置かれていました。
 そして、與樂門から南側の白鳳伽藍に入ると、通常順路と逆となり、回って南側から建物に入ると北側に排出されるという、足のダメージを増幅させる上に、消費時間も増加するルート編成。
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 東塔、西塔。西塔は再建でしたかね。
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 そして、金堂の正面に辿り着いた〜。
 薬師寺は伽藍などの大半が再建で、古い建築物を楽しむのではなく、往事の寺社の雰囲気を感じる、という感覚。中世以前の人々がここをを訪れたらは、それは感動を覚えたことでしょう。
 仏様は、国宝重文クラスですよ。仏足石もあります。

 南側駐車場へ到着。駐車場の片隅に、普通に置かれたバス停。
 ここに到るまで、バスに乗ってる以外の休憩時間は皆無であり、当然昼食も取ってません。というか「時間あったらどうにか」と思ってたら、どうにもならなかったという、即売会と同じパターン。
 ここで乗るのは、例の「1時間に1本しかない」というバス、しかも割とぎりぎりの時間でして、食事のためとスルーわけにもいかず、この段階でも固形物にはありつけませんでした。
 これまでの栄養補給は、ノーマルコーク、ミックスフルーツの缶ジュース、ポカリとアクエリアスのペットボトルを何本か。カロリーとナトリウムと水分は足りてるぜ、という。
 暑いしお腹空いたけど、道行く人々が食べてる、400円のソフトクリームは買う気も起きず。

 法隆寺前行きのバスに乗り、約40分中20分ほど意識が飛んでまして、気付いたらすぐ近くに。
 法隆寺前バス停で降ろされ、てくてく歩く。バス移動で休んだため、足に痛みが出始めてました…。
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 この参道の300mくらいが、結構辛いレベル。何度、途中の店に入ろうと思ったか〜。

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 さて、西院伽藍から順番に。
 参道から「さすが平日、観光客少なくて良いな〜」と思ってたら、目前に修学旅行の一団が…。
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 五重塔、金堂〜。
 廻廊内には、修学旅行の一団に加えて、数十人規模のお年寄りの一団も…。
 大講堂は工事中で、外観は完全にシートに覆われてました。残念。
 みんな五重塔と金堂ばっかり見てますけど、周囲の廻廊も全部国宝なんですよね、ここ。

 西院伽藍の北東奥にある、大宝蔵院に移動。要するに、宝物展示館ですね。
 超有名な玉虫厨子をはじめ、国宝重文クラスを多数含む仏像、什器宝物、経文、文書などが展示されてます。個人的には、鎌倉期やそれ以前の書物などが、普通に残ってるのがすごいな〜と。
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 そんなこんなで、東院伽藍へ。ここも割と遠い…。
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 夢殿です。ここでも修学旅行の一団と遭遇。
 中宮寺もついでに行こうと見れば、15:45まで受付で、ぎりぎり入れませんでした。早いよ…。
 重い足を引きずりながら西へ戻り、後に回していた西円堂の下まで行くも、階段を上がる根性が、既にまったくなかったです。あ〜体力気力共に切れた〜ともう撤退することに。
 カメラのメモリも、残り3枚とかになってました。予備に代えるほどでもなく頃合いカナ、と。

 全然関係ない話ですが、修学旅行の高校生? の一団、男子は制服で、女子はみんな私服でした。制服だと危ないとか、そういう対策なのでしょうか。そういう考え方もあるんだ〜と思った次第。
 …ド平日に一眼レフ持ってうろうろしてる私は、引率の先生には警戒されてたかもな〜。まあ、目の前に国宝重文が並んでるのに、そんな方に気を散らしてる暇はないけどな〜。
 書いて思ったけど、それはそれでどうなんだ、という話。

 当然の事ながら、もはや歩く根性はないので、法隆寺門前からJR法隆寺駅行きのバスに乗車。
 なんだか中宮寺前から右に折れて、やたら狭い道を行くのね、このバス、と。前に座ったお兄ちゃんも、スマートフォンで必死に地図を確認してましたが、手前の大きい道じゃダメなんでしょうか。
 とか思ってるうちに、駅に到着。4時半の区間快速に乗車。次の駅で座れて、あとはぼーっと。

 当初予定では、天王寺で一度降りて精算、「阪神往復フリーきっぷ」のフリー区間利用に切り替えて、運賃を節約するつもりでしたが、足がもうがちがちで動けなかったので、そのまま大阪駅まで。
 改札出たし、微妙に時間もあるので、ヨドバシに少し行ったのですが、足痛いわ荷物重いわで、とてもじっくり買い物してる精神的余裕もなく、少しうろうろしてパスとなりました。
 新大阪駅へ移動。工事で「やよい軒」が消滅してたので、「サンマルコ」に入ってカレーを。これはこれで悪くない感。昼に固形物を入れてない胃に、カレーのスパイスが非常に効きました。

 相変わらず、清掃終了が出発ぎりぎりのレールスターに乗り込み、新神戸辺りで睡魔に教われるも、口に含んだコカコーラゼロをむせて吹きかけたおかげで眠気も吹き飛び、どうにかこうにか。
 平日のためか、地元特急が空いてて、隣が空席だったのもありがたかったです。

 それにしても今回の旅、1番きつかったのは、基本的に歩きっぱなしなのに、荷物をずっと背負ってた点。元の地点に戻らないルートだったため、コインロッカーを利用できなかったためです。
 車やツアーバスとかなら、荷物置いて歩けるんですよね。少し考えるところ。
 あと、ネットブックも微妙に重かったかも。ごく個人的な使用ソフトがなければ、ホテルのレンタルパソコンとかも有りかもな〜。今回は、行く場所を調べるのにしか使ってなかったですし。
 ネットブックなし、カメラはコンデジのみだったら、それは歩きが楽だったと思います、実際。
 あとは、純粋にもっと体力が欲しいです。頑張ります。

 次は、飛鳥の方とか行きたいですね。奈良市近辺でも、行けてない所をさらに回りたいので、また機会を見て、奈良方面旅行は考えたいと思ってます。
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2010年10月11日

奈良の旅1日目(+東方紅楼夢)

 7時過ぎに出発。地元特急はともかく、レールスター乗るのは久しぶりな感じです。全行程で隣は空席、快適な旅でした。睡眠時間が明らかに不足してる割に、あんまり寝れなかったのだけが微妙。

 9時45分に新大阪着で、そのまま東方紅楼夢の様子見のため、インテックス大阪へ。
 運賃節約のため弁天町までJRで行ったのですが、結局中央線乗った後、朝潮橋まで立ちっぱなしで、微妙に足に効きました。あと、一眼レフまで入ってるとリュックが重い…。すでに汗まみれ。
 次発ニュートラムに乗って、10時半の開場を少し過ぎた頃に到着。
 カタログを買ったものの、まだぼちぼちとある待機列に並ぶほど急いでもないので、5号館前のベンチに座って、待機列がなくなるの15分くらい待ってから入場。
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 本日は買い物するつもりがさっぱりなく、4号館の方から人をかき分け、身内知り合いサークルを訪ね歩き、地元駅で買った某羊羹を配りながら、最後は5号館奥のMemoriaに漂着。
 そこでボブ、和尚とも遭遇したので、参加してた身内知り合いには、全員会えたはずです。
 しばらくMemoriaで雑談した後、用は済んだとばかりに撤退。

 住之江公園回りで難波へ。四つ橋線に乗ったままなんばまで行って、目の前に出口あったからそのまま地上に出たら、方向を完全に見失ったりしてました。おとなしく地下歩いとけ、という話。
 とりあえずメロンで、通販で品切れ傾向だった『きらら』今月号だけ購入。メロンでも、他に比べてかなり少なくなってました。恐るべきは『けいおん!』効果(掛け替えカバー付き)ですね。
 アゾンレーベルショップでは、ファンクラブの会員登録を更新。キュートミリタリーセットの残りとか、全部買いたくなるのをぐっと我慢しまして。実店舗に行くと、物を買いたくなります。
 ソフマップ、ドスパラで、いくつか買い物候補を見てましたが、疲れと暑さでやや朦朧としてまして、これは決断できないな…とパス。また通販で買えば良いや〜と思ってたのですけど、虎の子の商品券が使えないのに、まったく気付いてない辺りが、朦朧としてた証左なのでしょう。
 時間的に混雑しててドトールに入れず、御堂筋線改札前の「Cafe de Clever」まで退却。…ここが空調効いてなくて、すごく暑くて辟易しました。汗がにじんで、追加ダメージが…。

 既にして暑さやらにやられ気味の中、近鉄駅に移動。近鉄急行に乗り込んで着席。
 ペットボトル飲料をじんわり飲みつつ、うとうとしながら列車に揺られて、奈良へ。
 この時、息切れに加えて、右ふくらはぎに怪しい感覚。思えば、軽く熱中症にもなってたでしょうか。

 大和西大寺駅で人がぞろぞろ降りてゆき、車内はあっさりがらがらに。人がぞろぞろ歩いてる、平城宮跡1300年祭会場を横目に突っ切り、近鉄奈良駅に到着、下車。
 地上に出るといきなり、某右翼系団体のシュプレヒコールを浴びてうんざり。
 一眼レフカメラを取り出して装備、ぞろぞろ歩いてく観光客(自分もそうですけど)に混じって、とりあえず興福寺から順番に回っていくことに。
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 駅前から分かってましたが、観光客が溢れかえってるし、団体さんのバスもぞろぞろでして、30分待ちとか平気で書いてる特別公開なんか、とても入ってられません。
 時間的な制約もあるので、この辺は適宜スルーしていくことに。

 奈良国立博物館周辺も、人がいっぱい。鹿もまあ、日がな一日取り囲まれて、煎餅散々食わされてれば、満腹にもなるでしょう。いっさい見向きもせず、どっしり横たわってるのも多かった印象。
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 あと、若い鹿も多かったです。鹿はフォルムが良いですね。

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 大仏殿前の交差点、ここで分岐。行くかどうか少し迷いましたが、春日大社へ。
 野外のバンド演奏だかの音が響く中、緩やかな上り道を淡々と歩いていく…。日差しを遮る森の雰囲気が、個人的には非常にヒットだったのですが、登り坂は足に大ダメージを与えてくれました。
 大公開で流鏑馬の練習? するのはきついな…と横目に見ながら、本殿の方へ。
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 参拝所から、大樹をうかがう。拝観料払って、奥の御本殿へ。
 しかしここで、宮司らしき人と、奈良県観光協会の腕章付けたスーツ姿の何人かに引き連れられた外国人の集団が、説明受けながらうろうろしてて、非常に邪魔でした。
 単に通行しにくいだけならともかく、御本殿前の狭い所を完全占拠、宮司の説明を英語に翻訳して、一々ゆっくりと説明してる…。周囲のスーツ連中は、にやにやしながら写真を撮るだけで、後ろに他の参拝客が溜まってきてるのに、道を空けることも参拝できるようにもせず、いっさい無視。
 こんな馬鹿どもが外国向け観光を担当してるのか、と怒りがこみ上げてきましたよ。
 若い神社関係の人だけが、どうにかできないかという雰囲気で、こっちとあっちをしきりに気にしてましたが、スーツも宮司も外人も、一顧だにしないのです。何なんだろう、これは。
 結局、実に15分近く足止めを食い、最悪の気分を頂戴しました、ありがとうございます。
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 そんなアレがなければ、素晴らしい光景だったんですけどね〜。
 特に、巨樹好きの私としては、この大杉がたまらない。樹に神は宿るよな〜。
 さらに奥の十五社の方も、非常に良いですね。森の中の雰囲気が、信仰を喚起する感じ。
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 足とかが死んでなければ、なお良かったのですが…。

 下山する頃には、もうグロッキー寸前。ポカリのペットボトルを一気して、気合いで東大寺へ。
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 この辺まで来て思ったのは、子供の頃に来た時の記憶が、さっぱりないな〜という。道すがら風景とか、まったく思い出せないんですよね、実際。大仏殿の中とか、この南大門の金剛力士立像とか、断片的な記憶はあるんですけど。基本的に、連続した記憶は引き出せてない感じ。
 うん、ダメだな、私の記憶。
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 中門、そして左の入口へ。ちなみにこの時、既に4時半。時間的にはぎりぎり近いです。
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 「光明皇后千二百五十年御遠忌法要」とか行われるらしく、大仏殿の前に舞台が作られてまして、正面から行かしてくれなかったのが残念です。ここは正面から行った記憶があります。
 左側面から、大仏殿の中へ。
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 分かってはいるけど、やはり実物を見るとでかいです、大仏様。確かにこれだけのものを作ったら、民も国もみんな救ってくれそうです。なにせ宇宙そのものですからね。
 光背などの細工も、宇宙観を表しているでしょうか。
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 大仏左右の菩薩像、また左右奥に安置されている広目天、多聞天の造形も素晴らしいです。
 それにしても、大仏殿内はすべてのスケールが大きい。人の小ささを自覚させる演出カナ?

 大仏殿出たのは、ちょうど5時頃でした。
 てくてくと帰ってると南大門付近で、修学旅行とおぼしき学生の一団が、「急いで行って」と大仏殿の方に急かされ走り、それに驚いた鹿も逃げ惑っていたのか印象的です。頑張れ。
 そして、もうこれはちょっと休まないと、動く気力もないわ…と、チェックイン遅れる旨をホテルに電話して、茶屋にでも入ろうかとしたら、目の前にJR奈良駅行きバスが入ってくるマーフィー。
 飛び乗って運ばれ、JR奈良駅前の道に到着。すぐそこのホテルへ。

 今回宿泊は、コンフォートホテル奈良です。このチェーンに泊まるのは、初めてです。
 ネット予約のデータを宿泊票に出力してくれてて、おかげで職業は「無職」表示でした。まあ、仕事してる時でも、必要がない場面は、すべて無職で通してましたけどね。
 施設は全体的に、非常にきれいな印象。1階はフロントと朝食スペースのみ。自販等は5階のみ。飲食店やコンビニの入居はなしと、設備などは最低限ですが、そうマイナス点ではないかと。
 部屋はそこそこ広めで、備品は机周辺にかっちりまとめられてました。ベッド幅も広い、机も広い、照明も明るい。価格帯を考えれば、部屋については文句なしです。
 同チェーンの他のホテルも、利用候補に入れても良いカナ。

 荷物を開ける気力もなく、水分を大量摂取、エアコン全快で体温逃がして、しばらく死んでました。
 2時間ぐらい沈んだ後、もそもそと起き上がり、荷物整理してから晩飯へ。
 コンビニがそっちにしかないようなので、JR奈良駅まで歩いてきましたが、うん、店は少ないです。飲み屋とか除くと選択肢は、ホテル前の道路向こうにある松屋、駅中のモス、やよい軒辺り。
 で、やよい軒に入りましたよ。ご飯がたくさん食べたかったのです。
 コンビニで買い物して、ホテルへ帰還。

 楽天トラベル「お客さまの声」に、「途中のカラオケ屋の呼び込みが怖い」という、ホテルに言う話じゃないのがありましたが、狭い歩道にホスト風の兄ちゃんが居て、確かに嫌な感じでした。
 駅や周囲の、妙にぽっかりすっきりした近代的な風景と、駅前にたむろする若者、住宅と、微妙に下町風の飲み屋や周辺店舗とか、その手の境界線上にあるって感じでしょうか。
 まあ、夜の古都の雰囲気、或いは都会的な機能を求めるなら、他の場所を選択すべき、という話。

 夜になって頭痛も出てきたため、これは熱中症だな〜と改めて。睡眠不足もありましたか。
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2009年06月21日

京都国際マンガミュージアムとか

 この前のコミコミには車で行ったので、なんだか列車に乗るのが久しぶりな感覚です。まあ、春にイベント行かなければ、ここ数年は毎年、このくらいのスパンなんですけどね。
 で、10時過ぎには京都駅に着きたかったので、7時過ぎに地元出発。
 そのまま新幹線で京都駅まで行くと、割引切符の類がないため2万円超を払う事になるので、「阪神往復フリーきっぷ」使用で新大阪駅まで行って、そこから新快速で京都駅まで。乗り換え含めても、時間的には30分変わらないくらいで、価格的には6000円ちょっと安くなります。
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 新快速の乗り換え時間に余裕を見るため、行きはレールスターではなく、素直に一番短い乗り換え時間ののぞみに、500系でした。しかしまあ、慣れた岡山駅と新大阪駅での事ですし、トラブルもなければ10分あれば平気ですね。新快速もまあ、混雑区間を走った後のこと、いつものように数分の遅れが出てたため、ホームで結構暑い思いをしました。

 京都駅、まだ構内図がよく分かってないので、ともかく案内に従って地下鉄へ。非常に良いタイミングで乗れまして、スパッと烏丸御池駅へ。10時半に到着、思ってたより遥かにスムーズでした。
 子供たちと引率の人の一団に囲まれながら、京都国際マンガミュージアムへ。すぐそこ。
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 券売機で500円の入場券を買って入場。とりあえず、館内をグルッと。一応、受付で写真撮影について聞いたところ、フラッシュと接写は禁止だけど、それ以外ならOK、との話でした。
 地下1階は、資料保存室の棚を、ガラス越しに見れるコーナー。漫画の歴史についてのパネルと、ケース展示はあるものの、それ以上ではなく。
 1階はテラス的な読書コーナー、子供向けコーナー、2階には特別展示用のギャラリーがあります。他、研究資料室やワークショップコーナー、ホール、あと元々の小学校に関する保存展示部屋なども。にしても、元小学校という事ですが、造りが非常に良い建物です。
 そして最大の見所である自由に読める開架の漫画ですが、基本的に通路の壁の至る所に本棚が設置され、そこに大量に置かれています、1〜3階。本棚前や空いてるスペースには椅子などが置かれていまして、自由に座って読んでね、という形式です。開架の本については、古書店の蔵書から等である旨の説明。開館からそれ程時間も経ってない時間でしたが、既に読みふけっている人が多数でした。
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 私も読みふけりたいところでしたが、今回はグッと我慢しまして、まずは今回の主目的である「コミックマーケットの源流−1960〜70年代マンガ同人誌の世界−」展へ、2階ギャラリー1、2。
 コミケット準備会初代代表である霜月たかなか氏(原田央男氏)の蔵書、というか持ち物から、主にコミケット以前の状況から、同人誌と即売会の草創期、コミケット初期の頃(つまり本人が代表をしていた頃)の資料が展示されていました。
 まあ、資料の量はそう多くはないし、内容的にも興味のない人間には、せいぜい「懐かし〜」くらいの感想しか出ない感じの、はっきり言って人を選ぶ展示です。私は、非常に興味深く、じっくり見てたのですが、後から来た人々がほんと、あっという間に立ち去っていくこと(苦笑)
 しかしアレ、もし身内からこの業界を支える重要人物や事業が出たら、私が持ってる紙類も、博物館とかに展示されるかもしれませんね。と、そういう展示です。興味のある人には、超貴重資料。
 最後に「お、シベールだ」と思ったり、ガリ版や青焼きコピーに懐かしさを感じる人は、是非。

 更に館内を詳細に見て回り、さり気なく置かれた珍しい本をパラパラッと読んだりしたものの、終日ここに居る予定でも状況でもないため、後ろ髪引かれる思いで撤退。
 1日ずっと入り浸る、または泊まりで何日か来る、ぐらいで行くのがちょうど良いですね。というか、近くに住んでる人、羨ましいです。大阪か京都に家が欲しいな〜。

 時間的にはまだ昼、今から大阪へ移動すると、逆に時間が余るという感じだったので、ならばと、事前に候補として挙げて調べといた、三十三間堂へ行く事にしました。
 私、割と長年弓道に関わってて、京都にも何度か来る機会があったのに、三十三間堂にはまったくさっぱり行く事がなかったので、この際に行っとこうかな〜と思ったのです。
 てことで、京都駅に移動後、市バスに乗って。そこそこの混み具合で、立ったままで10分。

 改装中で閉館してる京都国立博物館を横目に、三十三間堂へ。道路に面した壁に、デカデカと「SANJUSANGENDO TEMPLE」と書かれてるのを見ると、観光地である事を思い知らされます。日曜でもあるし、外国人を含めて、観光客はかなり多かったです、実際。私もですけど。
 まずは何も考えず、案内されるまま本堂内へ。長い堂内にズラッと整列した千手観音像の壮観っぷりもなかなかだし、解説プレートに一々「国宝」と書かれて安置されてる仏像群も、筋肉や表情の描写、布の表現、細部に至るまでの造形に感心しながら、じっくり鑑賞。
 ただし、修学旅行の高校生とかち合って、大声で興味なさげな感想? を、人の前後でべらべら喋られたのには辟易。まあ、それについては係の方が「学生さんは静かに!」と注意してくれたので。
 あとは、閉め切った堂内の暑いこと暑いこと…。扇子でひたすら扇ぎつつ。
 台座裏の解説コーナーでは、矢でボロボロにされた軒の木材、無茶苦茶裏反った古い弓とか、やはり通し矢関係に目が。あと、通し矢って膝立でやるもんだと漠然と思ってたんですが、絵とか近年の写真見てると、完全に座ってやってますね。後で調べると、どうも小さい腰掛けを使うとか何とか。
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 その後は、外の遊歩道をグルッと。建物の造りや、外の門なんかも興味深いんですが、やはり通し矢の舞台である、西の軒が主で。要はこっち、裏っ側なんですね。
 保護のため巻かれた柱の鉄板、それや木材に空いた穴の数々。…冷静に考えたら、流行して続けられてたとは言え、無茶な話ですよね、通し矢って。記録見てると、何だかんだで的中率がそう高くはないって事は、結構ガスガスと建物に当たってたって事ですし…。

 一通り見てそのまま帰ろうとするも、やはりお守り買っとこうかな〜と思って戻り、自分の車用の身代守(敢えて交通安全ではなく)と、某道部用の弓矢の御守りを。という事で、満足して撤退。
 にしても、暑さのせいもあり、既にかなり体力を削られてました。帰りのバスは、空いてた急行100系に乗り、座って体力回復を図りましたが、根本的には如何ともし難く。
 昼食を取った方が良いだろうと、京都駅で店を探すも、時間が悪くどこもいっぱい。待ってまで入るのもアレなので、缶ジュース1本でとりあえず脳を騙して、とっとと大阪まで退却することにしました。
 土産物屋で、親からリクエストのあった生八橋を買って、新快速へ乗り込み。

 大阪駅まで行ってから、御堂筋線で難波へ。
 オタロードへの道すがら、くつろげる飲食店はないかと見るも、時間帯的に空いてるはずもなく、最終的にはメイド喫茶かファーストフードかの選択で、結局ドトールに入る私。だって空いてたんです。
 アイスラテとジャーマンドックが、死ぬ程美味く感じました。
 株主優待持って来てたので、ソフマップから見始めまして、その後堺筋を南下、オタロードに入って北上するという、普通の見て回り方。さすがに、恵美須町駅近辺まで行く根性はなかったです。
 ホワキャン。Memoriaの新刊を探すも、見あたらず。東方のコーナー前で、「特定の作品の同人誌ばっかりだね」とおっしゃる二人組に、少し心が和みました。そういう店なんだ、ここ。
 メロン。一部の買ってない商業単行本のうち、メッセージペーパーの類が付いてる物だけ購入。Memoriaの新刊を探すも、例大祭新刊だけが平積みでした、新しいのは?
 虎。お、階段上がって左に、成人向けがゾーニングされたんですね。というか、今までのボーダーレスっぷりの方が、色々まずかったという感じですけど。一般商業誌の棚のすぐ横で、平積み成年向け新刊のサンプルを、じっくり物色する人々の壁、という図。
 しかし、大規模イベントのある週末じゃないせいか、3階の同人誌コーナーも、比較的空いてて見て回りやすかったです。そして、Memoriaの新刊を探すも、発見できず。
 あと、コトブキヤ3階にできたアゾンレーベルショップに、今回ようやく行けました。店舗面積こそ大きくはないものの、品揃えや陳列が散漫だった印象のジーストア内コーナー時より、ずいぶんとカッチリした感じ。買い物しやすい雰囲気にもなりました。
 DS限定バージョンのちいかとか、現物見るとまあまあ良い感じのぴぴ→からっとに手が出掛けましたが、理性さんに「今日は止めとけ」と説得されましたよ。今日は、ね。

 ギリギリに行くと乗り遅れの危険もあるので、早めに移動しようか〜と最後にチラッとソフマップに立ち寄り…何故か出る時、マウス「MX1100」を手にしてました。株主優待を注ぎ込んで。
 当初は、著作権保護機能付いたパナソニックのSDカードリーダでも買おうと思ってたんですけど、そんな一般的じゃないものは置いてなかったのです。
 そして、現物触ると「MX1100、割と良いじゃないか(ちょっと重いけど)」と思っちゃったんです。メイン機のMX610が、最近だいぶボタンの感じが悪くなってきてたのもありまして。
 ということで、最後に衝動買いして撤退。

 新大阪駅着く頃には、息も切れ気味、汗だく、そして左足が痛い(オタロードの時点で、階段下りる時にはピシッと痛かったり…)、という満身創痍。
 人のごった返す休憩所や、西日の当たる20番ホームで座ってるのもアレなので、晩飯食いがてら休もうと、やよい軒へ。胃に比較的優しそうな親子丼を食って…汗が噴き出ました。

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 帰りは、レールスター通路側でゆったりくつろぎ、岡山駅からの地元特急(アンパンメン)は2号車の一番後ろで、通路側に客はなし、という快適さ。
 となると、最大の敵は眠気。根性で耐えるしかない、何とか耐えきりました。
 そんな感じで、疲れ果てましたが、非常に充実してた日帰り旅行となりました。イベント絡まない旅行も、久しぶりでしたし。時間に余裕がある〜というか、こっちの方が普通の旅行か〜。
 体力の方が先に切れるのは、ちょっとどうにかならないかな、とは少し。
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2008年11月02日

京都へ車で地獄変(+東方紅楼夢)

 京都へ行って来ました。紅楼夢にではなく、むしろ京都に。しかも悪い意味で。

 行きについては、少し寝過ごし7時過ぎ出発で、明石海峡からのスタンダードコース。特に淡路島内がスムーズで、名神乗るまではむしろ早いくらい。開場すぐに着けるかな、とか思っておりました、激甘。
 吹田から向こうがまず渋滞、進まない。更には京都南IC出口が、桂川渡る所から既に渋滞、路肩が出口車線になってる、かなりひどい有様。この1kmに20分以上掛かりました…。向こうに住んでる叔母の話を後で聞いたところ、この出口はしょっちゅう渋滞するらしいですね。出てすぐの道路が狭いのが、根本原因かと思いますが。そして、会場までの道筋は、ことごとく渋滞。単に車が多いだけじゃなくて、動かない状態があっちこっちで。会場周辺に辿り着いた頃には、既に12時過ぎ。
 それで終わればめでたしなのですが…岡崎公園の駐車場は、満車空き待ちの入口に入る列が、既に長蛇。みやこめっせの駐車場は、当然ダメ。周囲のコインパーキングを流して探すも、これらも全滅。1回たまたま空いた所に、ねじ込み損ねたのと、ナビ様のUターン誘導にうっかり従って、2回程むちゃくちゃ狭い路地に入っちゃったところで諦めまして、京都駅方面に撤退する事に。というか、一瞬そのまま帰ろうかと思いましたけどね。
 京都駅周辺のコインパーキングも全滅、これ以上時間を消費すると閉会までに会場にたどり着けない可能性もあるので、仕方なく駅ビル西駐車へ。上限定額の設定がないので、料金が2000円超える事が予想されましたが(そして実際に2600円)、選択肢はなかったです。
 地下鉄で東山駅に移動、ついさっき車で流した場所を徒歩で歩く空しさを感じながら、会場にようやく着けたのは午後1時半という。
 正直申しまして、「観光地としての京都」を甘く見てました。人多い、車多い、道路のキャパ足りてない、駐車場のキャパも足りてない。大阪とはまた違う混雑の仕方だな〜と感じたりも。

 そんな感じで、開催時間を半分過ぎてたどり着いた紅楼夢ですが、まだ会場内には人がわらわら、熱気が溢れていました。単に人が居るだけじゃなくて、買う人がたくさん。
 まず、3階の方のMemoriaに行き、和尚に確保してもらってたカタログを受け取り。…来る途中で気付いたのですが、カタログ持ってないとそもそも入れなくね?、と。カタログ完売で入場フリーになってたので、結果オーライなんですけど。
 冴さんから頼まれ物してましたが、相当遅れる事が確定した段階で和尚にスルーパスして、無事確保できてたので、とりあえずB1と3Fの両ホールをグルッと。目に付いた何冊かを購入しましたが、メインは会場内の様子見。
 ホールの広さについては、即売会を開くには十分な広さがあり、確かに使い勝手は良さそう。入場待機の人数がどうかなと思いましたが、数千人レベルを無事捌けたようですね。建物内では他のイベントも開催されていましたが、和尚によれば、1階の別イベントの列も、開場前にはかなりあったという話。その辺の兼ね合いがちゃんと出来るのであれば、イベント会場としては確かに悪くないでしょうか。
 しかし、周辺が観光地や施設が集中している事、交通手段の問題、そして1ホールでは収まらないサークル参加数と考えれば、「次回紅楼夢はインテで」という意見も無理からぬ事かな、とも。

 北陸兵氏と壁際で雑談し、Memoriaで居座ってるうちに閉会。ううむ、やっぱり早い。
 ティルム氏が和尚と矢ニャーの介添えで宅配出しする間、荷物番をして、雑談したところで離脱。他の面々は予定があるという事なので、再び単独行で。烏丸線でラッシュに巻き込まれて、ぐったり。

 京都駅で適当にお土産を調達して、午後5時に出発…車列が遅々として進まず(出口前の道路が狭くて捌けない模様)、結局駐車場出るまでに20分…やってられません。
 その後の道路もことごとく渋滞、高速乗れたのは出発から1時間以上経ってました…。そしてまた茨木IC前が10km弱渋滞、吹田にたどり着いた頃には、既に午後7時前でした。ここまでで2時間て…。

 帰りについては、吹田JCTから中国道に入り、山陽道通って岡山、瀬戸中央周りの遠回りルート。一昨年にお仕事で大阪来た時の帰り、私が提案するも完全スルーされたルートだったり。
 70kmくらいの遠回りになりますが、時間帯なんかを考えると、混む大阪や神戸付近を避けれるし、対面70km/h制限の徳島道を通らなくて良いなど、おそらく運転が楽で且つ時間的には大差ないはず、と予想。まあ、料金については考えないとして。
 感想としては、とにかく走りやすい、という。
 中国道部分は3車線で、しかも交通量は名神よりも少なく。山陽道に入ると、交通量は更に少なくなり、高速で且つ追い越しながら走れるので、非常に早いです。というか、走ってて楽しい、ここ。
 実際、瀬戸中央に入った段階で午後8時半、三木SAで1回休憩して吹田JCTから1時間半です。この後少し時間をロスしちゃうのですが、それを除くと吹田から地元まで、実質2時間半ちょっとで行けた事になるので、明石通るのと同程度か、下手すると短いくらい。最後のごく短い区間以外、すべて80か100kn/hで、しかも混まないってのは相当効いてます。
 ほんとに、料金的な事気にしないなら、ルートとしてはこちらの方が良いような。まあ、大阪行き帰りだと、遠回り率が更に高まるので、何とも言いがたいところですが。

 瀬戸大橋前の鴻ノ池SAで小休止。あとはひたすら走るかな〜とSA出た所で、ガソリンがかなり少ない事に気付きました。当初予測ではギリギリまではならないはずで、渋滞でかなり燃費が悪化した模様。
 残りの距離からして大丈夫カナ〜と思いつつ、途中で尽きたらシャレにならないと、思わず与島に下りちゃったのですが、よくよく思えば与島SAにガスステありませんでした。地味に判断能力落ちてました。というか、ナビのSA案内にスタンドの有無もあるのに…。
 そんな無駄足を踏んだおかげか、四国入った所でガソリン警告が点灯。今度はちゃんとスタンドあるSAに入って給油しましたが、おかげで距離から読んでた時間よりも、20分以上遅くなりました。
 結局、家に帰り着いたのは午後10時前、なんとか。

 さて、今回のお出かけは「近畿地方(特に大阪)のイベントへの車での参加」の予行という意味合いだったのですが、結果から言えば「要考慮」というところでしょうか。
 まず、時間が読めないのは、予想通り。渋滞もそうだし、行きでは事故も起きてました。この辺で万全を期すためには、前日に行って一泊となるかと思いますが、出費の面や時間的な面(日帰りすれば1日で済む)で意味が薄くなります。早朝に出て余裕を見れば、ですが。
 その金銭的な部分については、ハッキリ言って、1人参加では高く付きます。車で安くするなら人数増やす、言うまでもありません。車は列車やバスより、プライベートな空間を確保できるって面もありますが、金額と釣り合うかは何とも。
 あと、大量の荷物が運べたり、途中で荷物を放り込んだり出来る事について、これは現地での駐車スペースの確保が出来てなんぼですね。離れた所に車置いて、鞄持って出歩くんでは、意味が薄いという。福岡では、これが非常によく出来てましたが…インテでは、この辺は上手くいきそうではあります。
 等々、悩ましいところ。
 まあ、自分の車で遠征という経験は積めたし、参加交通手段の選択肢が増えた事については、純粋にプラスかな〜と。出来ればイベント関係ない時に、1回大阪には行っておきたいです。
posted by 期都雅和 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行