9時45分に新大阪着で、そのまま東方紅楼夢の様子見のため、インテックス大阪へ。
運賃節約のため弁天町までJRで行ったのですが、結局中央線乗った後、朝潮橋まで立ちっぱなしで、微妙に足に効きました。あと、一眼レフまで入ってるとリュックが重い…。すでに汗まみれ。
次発ニュートラムに乗って、10時半の開場を少し過ぎた頃に到着。
カタログを買ったものの、まだぼちぼちとある待機列に並ぶほど急いでもないので、5号館前のベンチに座って、待機列がなくなるの15分くらい待ってから入場。

本日は買い物するつもりがさっぱりなく、4号館の方から人をかき分け、身内知り合いサークルを訪ね歩き、地元駅で買った某羊羹を配りながら、最後は5号館奥のMemoriaに漂着。
そこでボブ、和尚とも遭遇したので、参加してた身内知り合いには、全員会えたはずです。
しばらくMemoriaで雑談した後、用は済んだとばかりに撤退。
住之江公園回りで難波へ。四つ橋線に乗ったままなんばまで行って、目の前に出口あったからそのまま地上に出たら、方向を完全に見失ったりしてました。おとなしく地下歩いとけ、という話。
とりあえずメロンで、通販で品切れ傾向だった『きらら』今月号だけ購入。メロンでも、他に比べてかなり少なくなってました。恐るべきは『けいおん!』効果(掛け替えカバー付き)ですね。
アゾンレーベルショップでは、ファンクラブの会員登録を更新。キュートミリタリーセットの残りとか、全部買いたくなるのをぐっと我慢しまして。実店舗に行くと、物を買いたくなります。
ソフマップ、ドスパラで、いくつか買い物候補を見てましたが、疲れと暑さでやや朦朧としてまして、これは決断できないな…とパス。また通販で買えば良いや〜と思ってたのですけど、虎の子の商品券が使えないのに、まったく気付いてない辺りが、朦朧としてた証左なのでしょう。
時間的に混雑しててドトールに入れず、御堂筋線改札前の「Cafe de Clever」まで退却。…ここが空調効いてなくて、すごく暑くて辟易しました。汗がにじんで、追加ダメージが…。
既にして暑さやらにやられ気味の中、近鉄駅に移動。近鉄急行に乗り込んで着席。
ペットボトル飲料をじんわり飲みつつ、うとうとしながら列車に揺られて、奈良へ。
この時、息切れに加えて、右ふくらはぎに怪しい感覚。思えば、軽く熱中症にもなってたでしょうか。
大和西大寺駅で人がぞろぞろ降りてゆき、車内はあっさりがらがらに。人がぞろぞろ歩いてる、平城宮跡1300年祭会場を横目に突っ切り、近鉄奈良駅に到着、下車。
地上に出るといきなり、某右翼系団体のシュプレヒコールを浴びてうんざり。
一眼レフカメラを取り出して装備、ぞろぞろ歩いてく観光客(自分もそうですけど)に混じって、とりあえず興福寺から順番に回っていくことに。

駅前から分かってましたが、観光客が溢れかえってるし、団体さんのバスもぞろぞろでして、30分待ちとか平気で書いてる特別公開なんか、とても入ってられません。
時間的な制約もあるので、この辺は適宜スルーしていくことに。
奈良国立博物館周辺も、人がいっぱい。鹿もまあ、日がな一日取り囲まれて、煎餅散々食わされてれば、満腹にもなるでしょう。いっさい見向きもせず、どっしり横たわってるのも多かった印象。

あと、若い鹿も多かったです。鹿はフォルムが良いですね。

大仏殿前の交差点、ここで分岐。行くかどうか少し迷いましたが、春日大社へ。
野外のバンド演奏だかの音が響く中、緩やかな上り道を淡々と歩いていく…。日差しを遮る森の雰囲気が、個人的には非常にヒットだったのですが、登り坂は足に大ダメージを与えてくれました。
大公開で流鏑馬の練習? するのはきついな…と横目に見ながら、本殿の方へ。


参拝所から、大樹をうかがう。拝観料払って、奥の御本殿へ。
しかしここで、宮司らしき人と、奈良県観光協会の腕章付けたスーツ姿の何人かに引き連れられた外国人の集団が、説明受けながらうろうろしてて、非常に邪魔でした。
単に通行しにくいだけならともかく、御本殿前の狭い所を完全占拠、宮司の説明を英語に翻訳して、一々ゆっくりと説明してる…。周囲のスーツ連中は、にやにやしながら写真を撮るだけで、後ろに他の参拝客が溜まってきてるのに、道を空けることも参拝できるようにもせず、いっさい無視。
こんな馬鹿どもが外国向け観光を担当してるのか、と怒りがこみ上げてきましたよ。
若い神社関係の人だけが、どうにかできないかという雰囲気で、こっちとあっちをしきりに気にしてましたが、スーツも宮司も外人も、一顧だにしないのです。何なんだろう、これは。
結局、実に15分近く足止めを食い、最悪の気分を頂戴しました、ありがとうございます。


そんなアレがなければ、素晴らしい光景だったんですけどね〜。
特に、巨樹好きの私としては、この大杉がたまらない。樹に神は宿るよな〜。
さらに奥の十五社の方も、非常に良いですね。森の中の雰囲気が、信仰を喚起する感じ。


足とかが死んでなければ、なお良かったのですが…。
下山する頃には、もうグロッキー寸前。ポカリのペットボトルを一気して、気合いで東大寺へ。

この辺まで来て思ったのは、子供の頃に来た時の記憶が、さっぱりないな〜という。道すがら風景とか、まったく思い出せないんですよね、実際。大仏殿の中とか、この南大門の金剛力士立像とか、断片的な記憶はあるんですけど。基本的に、連続した記憶は引き出せてない感じ。
うん、ダメだな、私の記憶。

中門、そして左の入口へ。ちなみにこの時、既に4時半。時間的にはぎりぎり近いです。

「光明皇后千二百五十年御遠忌法要」とか行われるらしく、大仏殿の前に舞台が作られてまして、正面から行かしてくれなかったのが残念です。ここは正面から行った記憶があります。
左側面から、大仏殿の中へ。


分かってはいるけど、やはり実物を見るとでかいです、大仏様。確かにこれだけのものを作ったら、民も国もみんな救ってくれそうです。なにせ宇宙そのものですからね。
光背などの細工も、宇宙観を表しているでしょうか。


大仏左右の菩薩像、また左右奥に安置されている広目天、多聞天の造形も素晴らしいです。
それにしても、大仏殿内はすべてのスケールが大きい。人の小ささを自覚させる演出カナ?
大仏殿出たのは、ちょうど5時頃でした。
てくてくと帰ってると南大門付近で、修学旅行とおぼしき学生の一団が、「急いで行って」と大仏殿の方に急かされ走り、それに驚いた鹿も逃げ惑っていたのか印象的です。頑張れ。
そして、もうこれはちょっと休まないと、動く気力もないわ…と、チェックイン遅れる旨をホテルに電話して、茶屋にでも入ろうかとしたら、目の前にJR奈良駅行きバスが入ってくるマーフィー。
飛び乗って運ばれ、JR奈良駅前の道に到着。すぐそこのホテルへ。
今回宿泊は、コンフォートホテル奈良です。このチェーンに泊まるのは、初めてです。
ネット予約のデータを宿泊票に出力してくれてて、おかげで職業は「無職」表示でした。まあ、仕事してる時でも、必要がない場面は、すべて無職で通してましたけどね。
施設は全体的に、非常にきれいな印象。1階はフロントと朝食スペースのみ。自販等は5階のみ。飲食店やコンビニの入居はなしと、設備などは最低限ですが、そうマイナス点ではないかと。
部屋はそこそこ広めで、備品は机周辺にかっちりまとめられてました。ベッド幅も広い、机も広い、照明も明るい。価格帯を考えれば、部屋については文句なしです。
同チェーンの他のホテルも、利用候補に入れても良いカナ。
荷物を開ける気力もなく、水分を大量摂取、エアコン全快で体温逃がして、しばらく死んでました。
2時間ぐらい沈んだ後、もそもそと起き上がり、荷物整理してから晩飯へ。
コンビニがそっちにしかないようなので、JR奈良駅まで歩いてきましたが、うん、店は少ないです。飲み屋とか除くと選択肢は、ホテル前の道路向こうにある松屋、駅中のモス、やよい軒辺り。
で、やよい軒に入りましたよ。ご飯がたくさん食べたかったのです。
コンビニで買い物して、ホテルへ帰還。
楽天トラベル「お客さまの声」に、「途中のカラオケ屋の呼び込みが怖い」という、ホテルに言う話じゃないのがありましたが、狭い歩道にホスト風の兄ちゃんが居て、確かに嫌な感じでした。
駅や周囲の、妙にぽっかりすっきりした近代的な風景と、駅前にたむろする若者、住宅と、微妙に下町風の飲み屋や周辺店舗とか、その手の境界線上にあるって感じでしょうか。
まあ、夜の古都の雰囲気、或いは都会的な機能を求めるなら、他の場所を選択すべき、という話。
夜になって頭痛も出てきたため、これは熱中症だな〜と改めて。睡眠不足もありましたか。